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1on1面談は、上司やマネージャーと定期的に行う1対1のミーティングです。エンジニアにとっては、技術的な相談だけでなくキャリアの方向性を擦り合わせる貴重な機会ですが、「何を話せばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
1on1面談の目的
1on1は評価面談ではありません。主な目的は以下の通りです。
- 困りごとの早期解消:業務上の課題を抱え込まない
- キャリアの方向性の擦り合わせ:自分の目標と会社の方針を合わせる
- 信頼関係の構築:上司との心理的安全性を高める
- フィードバックの交換:良い点と改善点を定期的に確認
事前準備のポイント
話したいことをメモしておく
当日になって「特にないです」とならないように、日頃から気になったことをメモしておきましょう。
話すトピックの例
| カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 業務の進捗 | タスクの優先順位に迷っている |
| 技術的な課題 | 設計判断で悩んでいる箇所がある |
| チーム | コミュニケーションで気になること |
| キャリア | 半年後に取り組みたい技術領域 |
| 働き方 | リモートワークの頻度を相談したい |
1on1で話すべきこと
1. 最近の業務で感じていること
「順調です」で終わらせず、具体的なエピソードを交えて話しましょう。
- 「先週のコードレビューで設計の指摘をもらい、理解が深まった」
- 「見積もりが甘くてスケジュールが遅れた。次回の対策を相談したい」
2. 困っていること・障害
自分で解決できない問題を早めに共有することが大切です。
- 技術的にわからないことがある
- 他チームとの連携がうまくいっていない
- 業務量が多すぎる/少なすぎる
3. キャリアの相談
1on1はキャリアの方向性を相談する最適な場です。
アジャイル開発入門も参考にしてください。
- 「バックエンドに興味があるが、今のチームではフロントエンド中心」
- 「テックリードを目指したいが、何を伸ばすべきか」
- 「社外の勉強会に参加してみたい」
4. フィードバックの依頼
自分では気づかない改善点を聞いてみましょう。
- 「最近のコードレビューの質はどうか」
- 「チーム内での自分のコミュニケーションで改善点はあるか」
やりがちな失敗
「特にないです」で終わらせる
準備なしで臨むと、せっかくの機会が無駄になります。週に一度、話したいことをメモする習慣をつけましょう。
愚痴だけで終わる
不満を伝えること自体は問題ありませんが、「どうしたいか」まで考えて伝えると建設的になります。
評価面談と混同する
1on1は日常的な対話の場です。成果のアピールに終始するのではなく、課題や成長の話題を中心にしましょう。
上司側への期待値調整
1on1の質は上司のスキルにも依存します。もし以下の状況なら、率直にフィードバックしてみましょう。
- 上司がほぼ一方的に話している
- 毎回進捗報告だけで終わっている
- 話したことが何も改善されない
「1on1の時間をもっと自分の課題整理に使いたい」と提案するのは、十分に適切なことです。
まとめ
1on1は受け身で参加するとただの定例ミーティングになりますが、準備して臨めばキャリアを前進させる強力な手段になります。まずは次の1on1に向けて、話したいことを3つ書き出すところから始めてみてください。